女優の沢尻エリカ(25)が、岡崎京子さん(48)の人気コミックが原作の映画「ヘルタースケルター」(7月12日公開)に主演する。映画7・12公開出演は2007年の「クローズド・ノート」以来5年ぶり。全身整形したスター役で、原作ではヌードや濡(ぬ)れ場などきわどい描写も頻出するが「女優として、ひと肌脱ぎます」ときっぱり。監督は写真家の蜷川実花さん(39)が務める。

 芸能界を舞台にしたセンセーショナルな問題作で、沢尻が5年ぶりにスクリーンに復帰することになった。

 「ヘルタースケルター」は、全身整形を施し、トップスターとなったヒロイン・多田りりこが、手術の後遺症に苦しみながらも欲望のままに突き進む姿を描く人気漫画が原作。3Pなどのアブノーマルなセックスや薬物依存による錯乱、整形が崩れた姿などの衝撃的な描写や、人間の心の深遠をえぐる内容で連載中から話題となり、第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した。

 自由奔放に生きるりりこの姿は、事務所の移籍、クリエイター・高城剛氏(47)との結婚・離婚騒動など、芸能界をにぎわせてきた沢尻自身の姿と重なるが「『この作品はきっと私に合う』と周囲が言うほどやりがいのある役」。原作では、りりこの裸や濡れ場も数多く登場。製作サイドでは「ヌードになるかは分からない」としているが、沢尻自身は「現場でクリエイトしながらぶつかっていきたい。気合は十分です。沢尻、女優としてひと肌脱ぎます」と覚悟を決めている。初日舞台あいさつの「別に…」発言で話題になった「クローズド・ノート」以来の映画出演に「やっぱり現場が好き。現場に戻ってこられたことが大きい」と、うれしさを隠しきれない様子だ。

 96年に岡崎さんが交通事故で重度の障害を負ったこともあり、長く映画化は困難とされてきたが、07年に「さくらん」で監督デビューする前から構想していたという蜷川さんの熱意が通じ、昨年、映画化が決定。07年頃から沢尻に、りりこ役を依頼していたという蜷川監督は「女性の持つ驚くほどのか弱さと、ずうずうしいほどのたくましさを持つ主人公を演じられるのは、歓声と罵声を浴び続けた沢尻エリカ以外考えられない」と期待を寄せている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120111-00000012-sph-ent から引用

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